墓石店って、実際にはどんな流れで仕事をするのだろう?
石材を輸入して販売したり、石を使った建築物を作るのって、どんな人たちなのだろう?
そう感じたことはありませんか。
普段はショールームで案内する店員としか、みなさんは接することができませんよね。
私たち松島産業株式会社は、石に携わって40余年。
社長がふだん感じていること、考えていること。石に対する想い、お客様に対する想い。ちょっとした石に関する小咄などを、徒然なるままにつづってみます。
私たちの想いが、少しでもみなさまに届くことを願って…。
第50回 「3D 立体映像」
先日最近話題の3D映画「アバター」を観てきました。
ご覧になった人も多いと思うので、ここでは話の内容については省略しますが、本当に技術の進歩には驚かせられるばかりです。
3D映画と言うと、昔の学習雑誌の付録についてきた青と赤のセロファンのメガネをかけてぼんやりした映像を見る感じや、良くてテーマパークの中で恐竜などが異様に近づいてくる映像に視神経が酔ったような状態になったりと、あまり良い印象は無かったのも事実でした。
しかしながら、今回の映像は本当に奥行きがあり、立体的でリアリティーがあり自分自身が中に入っているかの錯覚さえ覚えます。
しかもそれが極めて自然で、途中で退席した観客がスクリーンに影を作って出て行ったのでなく、シーンの中を通って出て行ったような気になりました。
視覚差による脳の酔い状態もそれ程強烈でなく、ましてや元々メガネをかけている人用に、オプションでクリップ式のサングラス型もあり、最後まで違和感を感じないまま見ることができます。
映像の中に出てくる、ストーリーの核となる鉱石や磁力を帯びた岩など、石屋としても本物の質感に驚くばかりでしたが、何か一つ足りないもの、目では匂いとか温度とかは当然伝わりませんが、もう一つ伝わらない大事なものが気になりました。
それは重量感とでも言えばいいのでしょうか、なぜか重さを感じ無かったのが不思議でした。(宇宙空間で重力が少ない設定や、磁力で浮く岩のせいでなく、石本来の重さが意識できなかったのです)
石屋だからかもしれませんが、普段は石を目で見ると同時にそのものの重さが無意識で感じるものなのですが、今回の3D映像には立体感、質感、リアル感など本物と全く同じように脳が受け止めているにもかかわらず、重さを意識できない、重量感が感じられない。
そういえば、石屋のCADにも3次元表記の完成予想図面(3Dキャド図)があり、お客様に見ていただいてから工事に入るようにしているのですが、そのキャド図も立体的で、石の色目も良く出ているのですが、やっぱり重さを感じない、石としての迫力が無い。
「石」の本物と「3D」の映像の最後の違いが重量感だというのは、常に重い石を取り扱っている石屋だから思うことなのでしょうか?
とても不思議です。
2010502月12日
次回の社長コラム「石のことば」をお楽しみに。
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